秋の宝石
日が暮れかかる前に家の近くをお散歩するのが、最近の日課です。
私の住む場所はロンドンより少し北にあり、イギリスらしい家並み続き、
広い歩道には大きな木が芝生の上に立ち、鳥たちのかっこうな休憩所に
なっています。
家々の前庭はオープンで、花々も草木も住む人の個性が活かされていて、歩きながらのお庭探索はつい予定よりも長くなり、
家に着く頃には薄暗くなってしまいます。
思いがけない場所に見た事もないような面白い形の植物を発見、花が終わって見落とされがちな木の実や草の実たちは、
緑色から赤や青やさまざまな色に変わり、葉の間から見え隠れしているそれはつややかで、しだいに沈む薄明かりのなかに宝石のように輝いて見えました。